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REPORT

 

7月23日(火)青森国際ホテルにて、北海道新幹線開業へ向けての地域産業フォーラムがあり、

参加させて頂きました。青森発展へのヒントが詰まった九州新幹線開業の地域づくりの成功例や、

県内の事例発表の様子をレポートします。

 


    

最初に、主催者の青森県商工労働部地域産業課長 福田誠一氏よりご挨拶がありました。
「北海道新幹線開業へ向けて青森県が単なる通過点にならないため、また県外の皆様に魅力ある青森を見て頂くために、

地域資源を活用した商品づくり、サービスや産業のPR活動を強化し、新幹線開業効果獲得する」という力強いお言葉でした。

 

 

続いて、「株式会社マインドシェア」の観光・地域づくりプロデューサー 坂元英俊 氏の講演です。

  地域の特徴を活かした商工関連中小企業者の成長戦略
〜こだわりの商品づくりで新幹線開業効果獲得〜

 

株式会社マインドシェア 
観光・地域づくりプロデューサー 坂元 英俊 氏

 2011年3月の九州新幹線開業で阿蘇地域の活性化に力を注いだ坂元さん。観光客の数が地域振興に反映せず、時代の変化に対応出来ていない街を、行政からの援助無しで、また、どんな方法で元気にするかを考えたそうです。

 

 活動以前は・・・

  • 観光客はこの商店街を訪れていたが、街はさびれていく一方だった
  • どこにどんな店があるのか、また、何を売っている店なのかわからない
  • 商店街の後継者が街を離れていく

そこで、商店街に30分滞在してもらうためにはどんなことをしたら良いか考えた

  • まずは街並みを改善・・・緑を増やし歩いて楽しい雰囲気作り
  • 湧水を利用し「水基(みずき)」と呼ばれる水飲み場を設置
  • 買ったものをすぐ食べられるようにベンチを設置
  • 商店街の人が1人3つ自信を持っておススメ出来るところを持つ(話せるように)
  • 1件で30分は難しいが、3件で10分ずつなら出来るかも(商店同士の連携)
  • 商品のレベルを上げ、選ばれるものを作る
  • TVでの宣伝を増やす
  • コンビニにはない人とのふれあいを大事にした店づくり(若者へ向けて)
  • しっかりとしたマップ作り
  • 観光客以前に、まずは県内や近隣の人に来てもらう(ローカル → グローバル)

 

 

   

今では・・・

  • 空き店舗が無いほど充実している
  • 全日空が「阿蘇商店街」を紹介する旅プランを作った
  • ゆるっと博の期間限定のはずだった路線バスが常時運行に

 

 

 観光地ではなく自分達が取り組んでいる場所に来てもらい、その流れが観光地に行く・・・これが理想であり、そしてお客様自身の気持ちを変化させ、家に帰って語ることにより、新たなお客様を呼び込むことができるのだそうです。
 そんな挑戦の中2011年に行われた「阿蘇ゆるっと博」は、地域を1つのパビリオンとしてみたてて取り組みをしたそうです。路線バスで結ぶラインを作り、新しい旅の博覧会と称して大成功だったそうです。

たくさんの努力が実を結んでいるのですね。

とても分かりやすいお話でした。

 

 

 また、青森県のお2人の方から事例発表もありました。

 

?青森ごぼう茶で地域を元気に!(三沢) 

 

株式会社Growth 代表取締役

須藤 勝利 氏

 3年前、仕事を通して出会ったごぼう農家さんの苦しい現状や“規格外ごぼう”の話を聞き、農家さんの収入安定を目的に始めたごぼう茶作り。
 起業へ踏みだすまでは色々な葛藤があったようですが、地元の後押しや各地で行ったイベントでの試飲で評判が広がり商品化され、今では中心商店街の空き店舗の活用や、障害者・若年者の雇用も積極的に行い、市街地活性化から就労支援まで幅広く活躍されているそうです。
 大成功を遂げているごぼう茶ですが、須藤さんの現状に満足せず新商品の開発をし、持続的に展開できるよう日々努力されているお話に心を打たれました。
 また、県外の販売・接客の中で「青森の信用度が高いということを知りました。」という嬉しいお言葉がありました。

 

  ?〜地域づくりテーマ「太宰ミュージアム」の挑戦〜(五所川原)

 

 

特定非営利活動法人かなぎ元気倶楽部 
専務理事 伊藤 一弘 氏

 1つの場所にとらわれずエリアでくくれば、より面白いものが見 えてくるのではないか。
 地域の人が“古いな、すたれてるな”と思っていても県外から来た人の目線では「太宰が生きた雰囲気が街に残っている」という感じ方の違いを実感させられ、人々が街を歩くような工夫をしたそうです。

  • 歩かぬなら歩かせましょう太宰ミュージアム
  • 津軽弁会話で巡る大人の街歩き
  • リヤカー市やお祭り、各種イベント
  • 食べものを充実させる

 この活動は、まずは自分達がやってみせて信用を勝ち取り、街の人に実践してもらって活性化させる。「動いて見せる」ということが重要で言葉だけではなかなか伝わらない部分も実際に目に見えることで協力の輪が広がっていっているそうです。
 きっと見せるということは簡単じゃないとは思うのですが、少しずつ活性化に繋がっているようで新商品の開発も農家さんと連携で進めているそうです。

 

 

≪参加してみての感想≫


北海道新幹線開業により青森県内各地で観光や商品開発、サービス面の強化など行われているようです。
今回、阿蘇の地域づくりにおいて、商品だけではなく街全体を変化させるという活動や、

また、商店街で働く人のお客様への意識を高く持たせる動きにも大変関心が持てました。
事例発表の2つの例は、これからの課題はあるものの商品や1つの場所ではなく、

地域を元気にするための活動にも力を入れていて、新幹線効果獲得へ向けて歩きだしていると感じました。
これから青森に「1度は立ち寄ってみようか」という方が増えると思います。

素敵な観光名所を無駄にしない為にも、その方たちがまた来たいと思えるような街づくりをして

“通過点”で終わらせない青森県にしていきたいですね。

[2013年7月23日/福澤]

 

 

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