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素材のふるさとを訪ねて (11)雪んこ人参

 

(11)

雪んこ人参〜じっと寒さに耐え抜いて〜

株式会社 黄金崎農場

青森県西津軽郡深浦町
(にしつがるぐん・ふかうらまち)

 

 青森県深浦町は青森県の西側に位置し、とても大きな夕日が見えることで有名な町。

夏場は海岸線の景色や海風を感じることができますが、冬場は雪を飛ばしてしまう程の海風が吹き、厳しく冷え込みます。

 二つの表情を持つこの地で、「雪んこ人参」の生産に取り組む、株式会社黄金崎農場さんを訪問し、社員の小川源太さんにお話を伺いました。

  厳しい寒さの中で

■■雪深い山地で

 農場に到着すると、今年の積雪量の多さも手伝ってか、一面真っ白な雪に覆われていました。そこから、さらに5分程車で上がって行ったところに、人参を栽培している260アールの畑があります。途中、白神山地と海を同時に眺めることのできる、とても素敵な景色が臨めました。


■■取組のきっかけ

 今から約4〜5年前、先に「ふかうら雪人参」の栽培に取り組んでいた舮作(へなし)興農組合より、「一緒に深浦町を雪人参の産地にしていかないか」と人参の生産を勧められたことが始まりです。

 以来、「雪を利用した素材を生産し、ブランド化を図る」という目的と「冬季農業での仕事作り」という2つの目的を持って取り組んでいます。

■■土作り、種まきから収穫まで

 畑に緑肥(麦の仲間)をすき込み、微生物の活動を活発にする方法で土作りをし、7月頃に「は種」(種まき)します。その後は、人参に十分な栄養がいきわたるように雑草をしっかり取り除きます。

そして、雪が積もり始めて大分寒さが増した頃、人参を収穫します。小川さん曰く、「雪が素材を甘くするポイントであり、あとは自然に任せている」とのことです。

■■雪の中の作業

 この日、作業をしていた方々は約23人。寒さと闘いながら、しっかり厚着をして収穫作業を行っていました。作業をしている方々は地元や弘前方面の人、さらに中国からの研修生の方で、時に笑顔を見せつつも、一生懸命に作業をしていらっしゃいました。

■■収穫作業の流れ

ブルドーザーで厚い雪を崩して土が見える状態にする。 その後、土の中に埋まっている人参をトラクターで浮かせる。 浮いてきた人参を、人の手で堀り起こし、土を払いながら大きな袋に入れる。

 と、言葉で説明するのは簡単ですが、実際にこの作業は1日約8時間、身が凍えるような寒さの中で、吹雪の日でも行われています。同じ体勢をずっととり続けているため、腰の痛みが付きものとのことです。

■■ 選別作業

 畑から収穫した人参は選別場へと移動し、選別と出荷の作業が行われます。

機械で洗いをかける。
人の手で、A品とB品に分けていく。
A品は、重量別に機械がS、M、L、2L、3Lに分ける。規格外品は、ジュースの加工用へ。
 
各サイズに分けたA品は、箱詰め前に人の目で最終チェックする。
出荷準備完了。
 


■■ 出荷流通

 現在、流通は主に関東、関西方面とのこと。県内では、青森市の A-FACTORY にて販売しています。

 規格外(割れがあったり、大きすぎたり、小さすぎる人参)の素材は、ポッカコーポレーションで販売している「美味日本 青森雪中にんじん」というジュースの原料に使用されており、大切に育てた人参は余すことなく使用されています。 

 

 極寒の地で、自らの身を守るために一生懸命養分を蓄えて育つ「雪んこ人参」。

甘くて美味しいその裏側には、素材も人も過酷な状況を乗り越えてこその、奥深いストーリーがありました。

[取材日:2012年1月/赤川]

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