●● 「海苔屋の蕎麦屋やながわ」試食会 ●●
■日 時:2008年6月9日(月)
11:15~13:00
■場 所:海苔屋の蕎麦屋やながわ
(青森市柳川1丁目4-1)
野辺地町で週末だけ営業していた、マルシメ斎藤海苔屋のお蕎麦屋さんが、
青森市内に新しく店を構えることになりました。
オープンを前に、お蕎麦の好きな16名を招いて試食会を開き、ご意見をうかがいました。
海風の吹きわたる店内で
■■ 窓の外は輝く海
試食会の日は快晴。青森港旅客船ターミナル2階にある「やながわ」の店内には、爽やかな海風が吹きわたり、窓の外には初夏の日ざしにキラキラ輝く海が広がっていました。
お店に足を踏み入れた参加者のみなさんは、口々に「わあ、涼しい」「素敵な景色!」と声を上げていました。
The企画エルサーチ代表の蒔苗は「青森に暮らしていて本当によかったと思える、素晴らしい景色ですね。今日は、この景色とともに試食会を楽しんでください」とあいさつ。
続いて、(株)マルシメ斎藤海苔屋専務で「海苔屋の蕎麦屋やながわ」店主の斎藤さんが「オープン前で不十分な点もありますが、ぜひ、みなさんの感じたまま、忌憚のないご意見をお聞かせください」と話して、試食会が始まりました。
■■ 試食会スタート
試食メニューは三品(写真)。店主・斎藤さんのこだわりの味を最高の状態で提供するため、参加者16名を3つのグループに分け、時間差をつけて、一品ずつ試食していただきました。
本日のご試食メニュー
・天ぷら蕎麦(冷) 蕎麦もやしつき
・こだわりの「卵焼き」
・蕎麦がき
蕎麦は、国産・県産のそば粉をブレンドした十割そば。つゆの薬味は、ネギ、わさびと、辛味大根。小鉢に添えられた「蕎麦もやし」は蕎麦の実から作るもやしで、南津軽郡大鰐町の温泉を利用して少数の生産者だけが栽培している、とても珍しいものです。
卵焼きに使われている卵は、北海道・倶知安産。箸でつかめるほど、しっかりとした濃厚な黄身が特徴です。
蕎麦がきは、ゆで汁に旨味が落ちないので、蕎麦の味を100 %楽しめる、斎藤さんの自信作です。薬味にネギとわさびを添えて。
どれも斎藤さんの熱い思いがこめられた品々ですが、率直な印象をうかがうため、試食の前には素材の詳しい説明をあえて行ないませんでした。
試食が始まると、参加者のみなさんは、目の前の料理を見つめ、一口ずつ噛みしめるように味わっていました。
■■ 斎藤さんへの質問タイム
ひととおり試食が終わったところで、参加者のみなさんから店主・斎藤さんへの質問タイムを設けました。
蕎麦の産地や製法、素材、麺つゆのだし、卵焼きの味付け、お店で提供する際の量や価格…など、たくさんの質問が出ましたが、一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
「海苔屋さんのお蕎麦屋さんなのに、お蕎麦に海苔がかかっていなかったのは、なぜ?」との質問には、「十割そばのやさしい風味を生かし、しっかり味わっていただくためです」との答え。きざみ海苔を入れると、麺つゆにからみ、海苔の味が前面に出てしまうからだそうです。まさに「海苔屋の蕎麦屋」ならではのこだわりが感じられる答えに、参加者のみなさんも大きくうなずいていました。
「また食べに来たい!」
■■ アンケート記入
会場を1階の会議室に移して、アンケート記入とフリートークを行ないました。
アンケートでは、味、お店の雰囲気、スタッフの印象、価格など、試食会の印象に加え、お蕎麦についての好みも尋ね、ご意見・提案を自由に書いていただくスペースも設けました。
多岐にわたる項目に、参加者のみなさんは、真剣な表情で鉛筆を走らせていました。
■■ トークタイム
フリートークでは、お店の立地やスタッフの印象、店内の雰囲気、メニューなど、あらゆる角度から、率直な意見が交わされました。あちこちのお店を食べ歩いている、蕎麦好きな方が集まっていることもあり、かなり具体的な提案も次々と出てきました。
「今日、試食をしていただいて、また食べに来たいと思いましたか?」という蒔苗代表の問いかけに、ほとんどの方から「また来たい!」との答えが返ってきました。
試食会でうかがったみなさんのご意見は斎藤さんにお渡しし、新しいお店の運営に反映されることになっています。
お忙しい中お集まりくださったみなさん、本当にありがとうございました。
6月16日(月)OPEN!!
海苔屋の蕎麦屋 やながわ
青森市柳川1丁目4-1
青森港旅客船ターミナルビル2F
国産そば粉を使った美味しい蕎麦を作りたいと、十割そばをつくる機械の開発から関わった店主・斎藤さんのこだわりの蕎麦が味わえる店です。蕎麦の他、こだわりの一品もあります。窓の外に広がる青森湾の景色も、他にはないご馳走のひとつです。