• The企画エルサーチ株式会社

●● 農園めぐり「大西ハーブ農園」&「ミネラル野菜畑」●●


■日 時:2008年8月28日(木)

エルサーチ会員のみなさんと
六戸町の「大西ハーブ農園」十和田市の「ミネラル野菜畑」を訪ねた
農園めぐりの様子をレポートします。

農園スタイルでハーブ摘み

■■ 「えっ、これもハーブなの!?」

 前夜からの雨は上がったものの、いつ降りだしてもおかしくない曇り空。時折、バスのフロントガラスをぬらす水滴に一喜一憂しながらの道中でしたが、六戸町の大西ハーブ農園に到着するころには薄日がさして、汗ばむほどのお天気になっていました。
 参加者のみなさんが長靴着用の農園スタイルでバスを降りると、農園主の大西正雄さんが駐車場で出迎えてくださいました。

 駐車場にもあちこちにハーブが自生していました。大西さんに教えられて「えっ、これもハーブなの!?」。手渡された葉や実を噛んでみて、姿からは想像できない鮮烈な味と香りに二度びっくり。
 「今日は、たくさんのハーブに触れたり、味わったり、香りを楽しんだりしてください」という言葉に、期待がふくらみます。

■■ ハーブで食卓の幅が広がる

 農園では、ハーブの種類や摘み方について大西さんに教えていただきながら、ハーブ摘みを体験。ハーブは若い芽は甘みがありますが、大きくなるほど苦味が増してきます。その理由は「若いときは繁殖のために甘い味で虫を引き寄せ、大きくなったら種を守るため、他の動物に食べられないように苦くなる」と聞いて、全員が納得。
 「ハーブは、単なる飾りではなく、風味をプラスするもの。いろいろな使い方を覚えれば、みなさんの食卓の幅も広がりますよ」と聞いて、みなさんのハーブを見る目がいっそう真剣になっていました。

■■ ハーブを育てる宝物

 畑の雑草にも、虫をハープに集中させないようにしたり、大雨が降ったとき土が押し流されるのを防いだりする、大切な役目があります。
 驚いたのは、畑のあちこちで見かけるたくさんのカエル!! 「安全な環境の証拠だね」という声も聞かれました。
 さらに驚いたのは、よく見かける雑草にも、食べられるものがたくさんあるということ。アカザ(写真右)や、昔ままごとに使っていた赤マンマ(イヌタデ)も、初めて食べました。

「手にとってかいでみても、においませんよ」


 完全無農薬・無化学肥料でハーブを育てている大西さんは、馬の堆肥を使っています。馬の体は化学物質を受け付けないため、自然なものだけを食べているので、堆肥にも化学的なものは一切混入せず、安心して使えるのだそうです。
 2~3日前に届いたばかりという堆肥の山がありましたが、まったく臭いはありません。虫や雑草と同様、これも、大西さんの大切な宝物です。


■■ 名づけ親は大西さん

 ハウスの中では、ハーブの他にミニトマトも栽培されていました。トマトの品種は8,000種類もあるそうですが、大西さんが育てているのは、その原種の「インカトマト」。原産地アンデスにちなんで、大西さんが名づけたのだそうです。「どこかで、インカトマトを見かけたら、ここで育ったものだと思い出してください」。
 一般的なミニトマトよりもひとまわり小粒ですが、味は濃厚なトマトでした。

 最後に、大西さんの奥様がハーブティーをごちそうしてくださいました。爽やかな味わいとおしゃれなインテリア、それに奥様の素敵な人柄に一同うっとり。短い時間でしたが、とてもくつろいだ気持ちになりました。
 参加者のみなさんは、ハーブはもちろんのこと、大西さんご夫妻のハーブへの並々ならぬ愛情と気さくな人柄にすっかり魅了されたようでした。
 忙しい時期にも関わらず丁寧にご案内くださり、ありがとうございました!!

おしゃれにランチタイム

■■ ハーブや近郊野菜がたっぷり!!

 次は、お待ちかねのランチタイムです。十和田市のフレンチレストラン「ブラスリーMASUDA」にお邪魔しました。素敵な店構えに、上着を羽織ったり、スカーフを巻いたり、農園スタイルとは一味ちがうおしゃれをして店内に入る参加者も。
 1人ずつ自己紹介をしながら、和やかな雰囲気で料理を待ちました。

 お料理には、大西さんのハーブや近郊の野菜がふんだんに使われていました。「こんなふうに使うと美味しいね」「盛りつけもすてき♪」など、おしゃべりも弾みました。
 美味しくリッチなランチに、心もおなかも大満足でした。

生産の現場へ

■■ 一つひとつの土に「カルテ」

 ランチの後は、JA十和田おいらせへ。斗澤課長さんの案内で、土壌診断の検査室を見学しました。
 検査室には大きな検査機器がいくつもあり、研究室のような雰囲気です。ここでは、ミネラル野菜を栽培するすべての農家が植え付け前に必ず土壌診断を受けています。そして、農家から持ち込まれた一つひとつの土に「カルテ」を作り、診断結果に応じて、肥料の種類や配合のバランス、栽培方法をきめ細かく指導しています。
 「農業って、こんなに難しいものだったかなぁ」と思わず愚痴をこぼす生産者もいるそうですが、「野菜が必ずこたえてくれるんです」と斗澤さん。生産者のご苦労を思って、みなさん真剣な表情になっていました。

 十和田ミネラル野菜が、健康な土から健康な野菜をつくり、「からだに必要な栄養素を野菜からとって健康になってほしい」という願いをこめて育てられていることがよくわかりました。

■■ ごぼうの選果に興味しんしん

 この後ミネラル野菜の畑で収穫体験をする予定でしたが、雨が続いたため畑がぬかるんで入れないということで、急きょ、ごぼうの選果を見学することになりました。
 収穫されたごぼうは、選別機でどんどんサイズ分けされていきます。重さで自動的に選別されるしくみです。選別されたごぼうは、手作業で出荷用に箱詰めされていました。雨上がりの畑から収穫されたごぼうが運び込まれる場内は泥だらけで、作業も大変そうでした。
 初めて見るごぼうの選果の様子に、みなさん興味しんしんの様子で、作業をする生産者の方たちの手元を観察したり、質問したりしていました。

 お天気の都合で野菜の収穫体験はできませんでしたが、その代わりに(?)、ごぼうやピーマン、キュウリ、トマトなど、とれたてのミネラル野菜をおみやげにいただきました。
 「ぜひピーマンを生でかじってみて」と斗澤さんに勧められ、その場で食べてみましたが、甘みがあってびっくり!! 土から育てるミネラル野菜の力を感じました。参加者のみなさんも、一口食べてみては「ピーマンって、こんなに甘いんだね」と感心していました。
 お忙しい中、時間を割いてくださった斗澤課長さん、ごぼう生産者のみなさん、本当にありがとうございました。

■■ 和気あいあいと

 農園めぐりですっかり打ちとけた参加者どうし、帰りの車中は和気あいあいとした雰囲気になりました。
 降りる間際、みなさんから預かっていたハープをクーラーボックスから取り出すと、バスいっぱいにハーブの香りが広がって、思わず深呼吸。改めて1日を思い返し、「今日は、本当に来てよかった」「楽しかった!」と、みなさん満ち足りた表情でした。

 雨が心配されたこの日、結局、日中は雨にあうことなく終わりましたが、夜になって雷雨に…。さて、どなたが「晴れ女」だったのでしょうか?

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