• The企画エルサーチ株式会社

青森県農林水産部総合販売戦略課の委託事業

●● 青森県産品の消費者モニター会議 ●●

■日 時:2009年7月29日(水) 
    Aグループ:10:00~12:30
    Bグループ:13:30~16:00
■会 場:青森県民福祉プラザ(青森市)


 今回のモニター会議は、「食の安全・健康・エコに関心の高い方」、「旅行や地域特産品に関心があり、土産品・特産品をよく購入される方」の2グループ。ふだん生活している地域や家族の環境もさまざまなモニターに集まっていただき、午前と午後に分かれてご意見をうかがいました。

食の安全・健康・エコ

 午前中は「食の安全・健康・エコ」をキーワードとするAグループの会議。30代~50代のモニター5名が集まってくださいました。
  「みなさんの率直なご意見がよりよい県産品を作ります。いいことも悪いことも、気づいたことは何でもお話しください」という蒔苗代表のあいさつで会議は始まりました。

■■ すみずみまで厳しくチェック

 Aグループの対象商品は6品。1品ずつ評価していきます。
 他の意見に左右されない、1人ひとりの意見を聞くため、最初は無言で試食してアンケートに記入していただきます。
 商品を回覧すると、パッケージや表示など細かいところまで厳しい目でチェックしていました。

 試食~アンケート記入が終わったところで、商品についての第一印象をうかがいました。
 「味はよかった」「インパクトがある」「おいしいのに、パッケージがおいしそうに見えない」「名前が分かりにくい」「パッケージの印象が弱い」「商品説明はもっと短く」など、鋭い指摘が続々と出てきました。

 「この値段なら、もっと高級感のあるパッケージが必要」「ターゲットを絞って売り込んだ方がいいと思う」などプロ顔負けの意見や、「地域性のある商品は、食べ方をわかりやすく説明する必要があると思う」といった声も。
 さらに話し合ううちに、「開けやすさを考えると、このへんで蓋をしてほしい」「サイズのバリエーションがあると買いやすい」「セット販売にしてみては」など、具体的な提案がどんどん出てきました。

 最後に、再びアンケートに記入していただき、午前中の会議は終了。
 活発な意見交換で、予定より少し時間オーバーとなりましたが、みなさん充実した表情で会場を後にしていました。

地域特産品・旅行・おみやげ

■■ 初対面とは思えないほど

 午後は、「地域特産品・旅行・おみやげ」をキーワードとするBグループの会議。こちらは40代~50代のモニター5名のご意見を聞きました。
 Bグループは7品を評価していただくため、さっそく会議スタートです。

 午前中と同様、まずは無言の試食とアンケート記入から。
 その後、1品ずつ、味や価格、パッケージ、販売場所や方法など、さまざまな角度から話し合っていただきました。

 「パッケージに色気がない」「素材についてのうんちくをもっと分かりやすく伝えるべき」「値段に見合う物語が必要」「おいしいけど、食べにくい」…などなど、こちらも手厳しい意見がたくさん出ました。

 「名前と商品そのもののイメージが合わない」「じゃあ、こんなふうに売ってみたら?」「それならいいと思う」。「これは贈答用には買わないかも…」「でも、パッケージをこう変えてみたらいけるかも」「それ、いいね~」…モニターどうしの息の合ったやりとりは、初対面とは思えないほどでした。

 蒔苗代表の「がんばっている県内の企業に注目して、今日の商品が店頭に並ぶまで見守ってください」という言葉にうなずくモニターのみなさん。
 最後に、総合販売戦略課の山内マネージャーから「企業にとっては、みなさんの厳しい意見こそが愛情。今日、こうして商品と出会ったのも何かの縁だと思って、将来、『この商品は私の意見を受けてよくなった』と自慢できるように、これからもホンネの意見を聞かせてください」というお話があり、モニター会議は無事終了しました。
 みなさん、お疲れさまでした!!

 この日、出品された商品は、会議で出たご意見を踏まえて改良され、数カ月後に同じモニターの再評価を受けて、本格的にデビューする予定です。
 「どんなふうに変わってくるか、楽しみ」と、モニターのみなさん。
 最終的に、どんな商品になって消費者の前に現れるか、私たちにとっても楽しみですね。

Follow me!