• The企画エルサーチ株式会社

●●夏の工芸学校●●

~扉をあけたら、なつかしい時間~

■日 時:2011年8月20日(土)
■会 場:青森県蓬田村文化伝承館
 (蓬田村)


蓬田村にある廃校になった学校で行われた「夏の工芸学校」に参加しました。
県内外から手づくり作家さんが集まり、商品の販売やワークショップを開催。
会場内は、まるで学校のバザーのように、たくさんのお客様で賑わっていました。
私たちエルサーチのスタッフも、早速ワークショップに参加して、それぞれ物づくりを体験してきました。

夏の貝殻キャンドル作り / by赤川

 不器用な私が、果たしてキャンドルを無事作り上げることができるのだろうか・・・?!という心配を抱えながらもチャレンジしてみました。
 教えてくださるのは、岩手県から参加しているmizukiさん。見ているだけで癒される、素敵な作品をたくさん作っていらっしゃいます。
使う材料は、紙コップ2個、ヒモ、貝殻、デコレーション用のキャンドル、ロウです。

 イメージは、「夕日海岸で戯れるイルカたち」です!何もないところからのスタート。心配をよそに、作業が進むにつれて、形になっていきワクワク!
 途中、溶かしたロウを泡立てるという作業で腕がパンパンになりそうでしたが、何とか完成しました!
 私としては、イメージ通りにできたかなぁ~と満足しています(笑)
まるで夏休みの図工の宿題を終えたかのような、達成感を覚えた体験でした。

津軽塗の箸、研ぎ出し体験 / by對馬

 私が参加させていただいたのは「津軽塗の箸、研ぎ出し体験」です。指導して下さったのは、「ECONOMIE(エコノミー)」の木田明子さんと増川泰治さん。
 まず、自分が作りたい箸の色を「赤・茶・緑」の中から選びました。 最初は、木にやすりを巻きつけて、水を付けながら漆をこすり、箸に模様を浮き上がらせていきます。これがなかなか面白くて、ついもっと模様を出したい・・・と欲張ってしまいました。それが後で後悔を招くことになるとは。。。

 何度か水につけ、こすり、ふきんで拭くという作業を繰り返すと、綺麗な模様がでてきました。 「こんな感じで大丈夫でしょうか?」と、職人である講師の方々に聞きながら、楽しい世間話満載で作業を進めました。
 次に、細かい目のやすりを消しゴムに巻きつけて、傷を消しながら滑らかにする作業に入りました。本当に簡単な作業しかしていないのに、箸に模様が浮き出てくると、楽しくて、自分が本当に作ったような気分になりました。

 綺麗に磨きたくてこすり続けていると・・・なんと、下の木が出てきてしまいました。「やばい・・・」と思ったのですが、時すでに遅し。でも、大丈夫です。自分が手がけた後に、仕上げ行程を職人の先生方が漆で艶出し作業をしてくれるのです。
「少しくらい木がでても。漆をしみ込ませますから、普通に使えますよ」と、笑顔で木田さんが話してくれて、ほっとひと安心しました。出来あがりには、1か月程かかるそうですが、どんな仕上がりになるか今からとても楽しみです。

つくって、飾って、育てて楽しい「こけ玉・多肉植物アレンジ」 / by井上

 夏の工芸学校ということで、いろんな物作り体験のなかから、こけ玉作りに挑戦しました。
 まず、好きな観葉植物を選び、根っこ部分の土を丸く整えます。次に、「ハイゴケ」というこけを土全体に覆いかぶせ、おにぎりのようにギュッギュッとにぎります。

 土にさわるのは20年ぶり!?ぐらいだったので、だんだん楽しくなってきました。そのにぎったこけを糸でぐるぐる巻いていきます。
ボサボサだったこけが丸い形に整ってきたら完成!
 こけ玉を皿に入れ、お部屋に飾りしました!緑がある部屋って良いですね。

 今回使った植物が、これからの季節どのよう表情を見せてくれるのか楽しみです。
 夢中で作っていると、時間が過ぎるのがとても早く、子供だけでなく、大人も楽しめるひとときでした。

[取材日:2011年8月20日/赤川/對馬/井上]

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