◇◆ 平成27年度 成果物公開セミナー ◆◇
■日 時：平成28年３月１８日（金）１３：３０～１５：３０
■会 場：ラ・プラス青い森 ４階「ラ・メール、ル・シエル」
青森市が雇用創出実践として取り組んだ２つの事業をレポートします。
観光プログラム開発プロジェクト
青森市の観光における季節的な要因による課題、滞在型観光の増加に向けた取組、また、関連業者等の雇用の拡大にも視野を広げた、「探る」「知ってもらう」「繋げる」の３段階にに沿ってツアー開発した取り組みの様子が発表されました。
◆ 冬季ツアー「冬も特別！青森 人情と味めぐり」
【モニターツアーの内容】
１日目：浅虫温泉周辺にてスノーシュー体験、久慈良餅食べ比べ、テーブル卓球大会など
２日目：歩くスキー体験、アップルパイ作り、青森凧の色付け体験、ほたて釣り体験など
３日目：のっけ丼、あおもり街歩きなど
体験型の観光が多くあり、大変盛りだくさんなツアー内容で参加された方々も満足度が高かったようです。街歩きに関しては今回のガイドさんの評判が非常に高かったようなので、その時々のガイドさんによる差が出ないように教育することもツアー成功のカギを握っているのではないかと感じました。
◆ 秋季ツアー「青森で７つの美に触れる女子旅」
【モニターツアーの内容】
１日目：りんごもぎ体験、りんご選果場見学
２日目：写経体験、ピザ作り体験、乗馬体験、PG商品の販売店見学など
３日目：あおもり駅周辺街歩きなど
冬季ツアーの反省点を活かし、詰め込みすぎないプランを作ったそうです。「美」をテーマに少人数の女性旅行客をターゲットにしたツアーは、普段目することのない風景や初めて体験するものなどに対して評価が高かったようでうす。今は、女性にターゲットを絞ったツアー企画が多々あると思いますが、特に今の時代は感性に響くものが旅の思い出として残るのではないかと感じました。
あおもり産品新商品開発プロジェクト
特産品に関する県外消費者アンケートにおいて、生産量日本一を誇る「カシス」が無く、まず、ＰＲ不足が課題として挙げられました。今回は、ＰＲだけではなく商品開発の段階からコンセプトを掲げて取組みを行ったそうです。
「食卓にはカシスがあり、健康でいきいきとした生活スタイルを『カシススタイル』」とし、健康志向の現代人へ加工商品やレシピ等をＰＲしていくというプロジェクトです。
試食ブース
カシスチョコ３種（ホワイトチョコ・スイートチョコ・ミルクチョコ）、カシスチーズケーキ、カシスクッキーを試食することができ、また、展示品としてカシスピューレ、カシスシロップ、ドライカシスがありました。
弊社でもカシスクッキーを販売しているので、どの商品にも興味があり色々質問させていただきましたが、担当者の方やあおもりカシスの会の方が丁寧に教えてくださいましたので、今後の商品展開等に活かしていきたいと思います。
◆◆ 全体を通して ◆◆
今まで目を向けなかった部分を生かした観光や、
現代人の思考をくみ取った特産品のＰＲ方法について聞くことができ、
新たな視点で捉えた青森市のプロジェクトに関心を抱きました。
今回はモニターや試験的な活動の報告でしたが、少しずつ商品化も進んでいるようです。
今後、どこかで見かける機会もあるかと思いますので、
その時は青森市外の方へのＰＲとして利用していただければと思います。
by福澤
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