■講 師:料理研究家 髙城順子さん
2008年10月3日(金) 弘前文化センター(青森県弘前市)
2008年10月31日(金) 電力館(東京都渋谷区)
厳しいけれど、豊かな自然に育まれた青森県産の素材たち。
そのおいしさを知ってほしい、味わってほしい。
そんな思いをこめて開催している「あおもりの素材を使った料理教室」も4年目になりました。
今年も料理研究家の髙城順子さんを講師に迎えて、
弘前市と東京・渋谷の2カ所で開催しました。
弘前での様子を中心にレポートします。
今日のメニューは…
青森県特産の6つの素材を使って
アピオス | 干し菊 | ミネラルごぼう |
青森ホタテ | 青森シャモロック | フレッシュハーブ |
この4品を教えていただきました
青森シャモロックハムの ライスペーパー巻き | 青森ミネラルごぼうと ベーコンのソテー |
青森ホタテの オリエンタル風クリーム煮 | 青森シャモロックささみの 粒マスタードマヨ焼き |
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料理番組みたいなデモンストレーション
初めて弘前で開催する料理教室には、弘前市、青森市などから25名が参加。
はじめに、蒔苗代表が「青森のおいしい素材を使った料理を、ぜひ楽しんでください」とあいさつし、料理教室がスタートしました。
■■ 先生の手元に視線が集中
最初は、髙城さんによるデモンストレーション。
素材の扱い方や料理の手順を説明しながら、次々と料理ができあがっていく様子は、まるで料理番組を見ているかのようです。先生の楽しいお話にも引き込まれ、参加者のみなさんは身を乗り出すようにして手元に見入っていました。
「ゴボウの皮は、うまみを残すために軽くこそげるだけでいいですよ」「乱切りにすると、味がしみこみやすいのよ」と、素材の扱い方とともにその理由を説明してくださるので、手順がすっと頭に入ってきます。
「あっ、焼けてきたら、最初と違う匂いになってきた」「音も違うみたい」という参加者の声を聞いて、「そうそう、料理は五感を使って。火の通りぐあいや調味料を入れるタイミングもよくわかりますよ」と髙城さん。
参加者のみなさんは、うんうんとうなずきながらメモをとっていました。
ドキドキ実習、わくわく試食タイム
■■ にぎやかに実習スタート!!
料理の手順とコツをしっかり刻み込んだところで、いよいよ実習です。25名の参加者が5つのグルーブに分かれて、調理を開始しました。
みなさん、さすがは主婦!! レシピを見ながら作業を分担し、初対面のメンバーとは思えないほど息の合った様子で調理を進めていました。
先生も、各テーブルを回って細かな手順を説明したり、質問を受けたり。初めは少し緊張気味だったみなさんも、先生の気さくな人柄に触れ、「先生、先生」と声をかけ、教えを受けていました。
完成に近づくにつれ、調理室はいい匂いに包まれ、「おなかへったね~」という声も。
料理が完成するころには、グループのメンバーもすっかり仲よくなって、あとは試食を待つばかり。
■■ 和やかに試食タイム
お待ちかねの試食タイム。髙城さんもテーブルに加わって、和やかに話しながら料理を味わいました。
「この素材は、こんなふうに使えばいいんだね」「さっそく家で作ってみよう!」と、話が弾んでいました。
試食の後は、質問タイム。素材についての質問の他、生春巻きの皮やバルサミコ酢などについての質問も。髙城さんからは、「味を忘れないうちに、できれば1週間以内にご家庭で作ってみて」とアドバイスをいただきました。
最後に、全員で記念写真をとって料理教室は無事終了。ご家庭ですぐに作っていただけるよう、アピオス、ミネラルごぼう、干し菊を参加者全員にお持ち帰りいただきました。
髙城先生、参加者のみなさん、ありがとうございました!!
東京・渋谷では
東京での料理教室は、10月31日、渋谷の電力館で開催しました。都内だけでなく、神奈川県や埼玉県からも参加があり、にぎやかな料理教室になりました。